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Cozy Little Room by Kohji(幸治)

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2007年 06月 19日

今週はJames Burton Special Week!

と、勝手に名づけてしまうことにしますが、
本日6月19日、いよいよジェームス・バートンが来日します。
明日はリハーサル、明後日はウェルカム・パーティー、そして22日からはいよいよコンサート、と、
ジェームス漬け(?)の週で、目まぐるしくも幸せな日々をむかえます♪
さて、実はそれに先駆けて、先日6月12~13日、
ニューオーリンズでジェームスと奥さんのルイーズに4年ぶりにお会いしてきました。
ジェームス・ウィークにちなんで、まずはそのニューオーリンズでの模様から。。
(ケイタイ撮影ゆえクォリティーに限界がありますが、ご了承下さい。)

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↓まずはジェームスが変わらず元気で、そしてKoJiを覚えていてくれてよかった♪
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色々な話に花が咲きましたが、先日のザ・プレイヤーズのメンバーのこともやはりジェームスは全員知っていて、
ブレント・メイソンとは一緒にトラヴィス・トリットのアルバムに参加したこともあるとか。いや~、ワクワクする話です♪

写真は、メンフィスを拠点として広くアメリカ南部で店舗展開、
大成功を収めているレストラン「石水(せきすい)」のニューオーリンズ店「侍」にて。

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↓その石水グループのCEO、Jimmy石井氏(右)。一度一緒に食事でもしたら忘れられないnice personです☆
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石水は日本食の美味しさを米南部に知らしめた素晴らしいレストランで、
この創業者の石井さん(山梨県甲府市のご出身)はメンフィスの名士。
実際、うまいです、ほんとに。このワタシが言うんだから間違いありません。
ジェームスは、生魚は食べませんが、
味噌汁、天ぷら、蒸しギョーザ、テリヤキサーモン、抹茶アイス(!)…等々全て、
一口食べるごとに「ン~!ン~!」を連発、
奥さんやKoJiにまで勧めることもしきりで、大感激の様子。
それだけのことはある料理です。
(・・ん? 結局また食べ物紀行となってしまうのか?)

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↑左は奥方のルイーズ。
写真の鮮明度が低くてよくわからないですが、
実際にはこの印象よりもっと華やかな感じの方です。
ジェームスと連れ添ってもうすぐ半世紀。
ジェームスのマネージャー的存在でもあります。

ところで、上記のように舌鼓を打つ前に、ジェームスとルイーズは神へのお祈りを捧げました。
周りの我々も参加しました。
一字一句は覚えていないのですが、
ジェームスが「…こうして皆で会えたことを神に感謝し、日本での公演の成功を祈って…」
という旨の言葉の後「エイメン(アーメン)」と述べ、私達も「エイメン」と…。
思わぬところで出逢った厳かな瞬間でした。

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↑左は、KoJiが今回メンフィスで出演した
EPデルタキッチン&バー」のバンドリーダー&ギタリスト、ゲイリー・ゴーイン
メンフィス・ソウルの名門中の名門「スタックス・レコード」の重鎮デイヴィッド・ポーター
(アイザック・ヘイズと組んで「ソウル・マン」「ホールド・オン, アイム・カミン」
「僕のベイビーに何か?」等の大ヒットを生んだ作詞家/プロデューサー/シンガー)が
全幅の信頼を寄せる名手。今回メンフィス・ライヴを無事務められたのは彼のおかげです。
Thank you, Garry!

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↑翌日午前中「Cafe Du Monde」にてコーヒータイム。
キャップにTシャツという気取らないカジュアル・スタイルで、
ごく自然にロックンロール・ムードをかもし出すジェームス。
こういうのがまた本場の雰囲気。
そして、こちらのエルヴィス・ザ・コンサート2004のTシャツには目ざとく反応してくれた。

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↑ここでコーヒーと共に頂いたのが、この「ベイグネッツ」とかいう、一種の揚げドーナツ。
かなりの油分だが、やはりこういうのが当地の風土には合っているのでしょう。
食べてみると悪くないお味。でもやはり大量摂取は困難。
ジェームスは1個、KoJiは2個、ルイーズは食べなかった。
とはいえ、同行のティーンエイジャー君は、残ったからと周りに勧められるまま5,6コ平らげていた。
おいおい、大丈夫か?恐るべしは青春の新陳代謝。
それにしても、このテンコ盛りの粉砂糖をご覧あれ。こんなにいらんって。
だから、皆これをパタパタと落としてから食べてるんだけど、
店内ではそれが床といわずテーブルといわずイスといわずそこらじゅうに散乱・山積。
おまけにこの日はそれなりにwindyだったので、粉砂糖雪も舞い・・・
このあたり、日本では考えられない光景です☆

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↓Cafe Du Monde周辺。
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店から道路を隔てた向かい側(上の右側の写真)にあった
「Promised Land」(現地のミュージカルか何かか?)というポスターの前で、
ジェームス自らポーズ。
ポスターの内容は無関係なようでしたが、
ジェームスの名演が聴かれるエルヴィス・ヴァージョンでも有名な、
チャック・ベリー作 アメリカ横断ストーリーの名作ロックンロール
Promised Land/約束の地」はジェームスも大好きだそうで、
それでゴキゲンにこのポーズ!となりました ♪

Thank you, James!See you again soon♪

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☆以下は、KoJiファンクラブ会報「Cozy Little Time!」Vol.9掲載特別記事からの抜粋です。

いよいよ近づいてきた、奇跡のジェームス再来日公演。
それに先立ち、今回サポート・バンドを務める、
KoJiライヴでもおなじみのメンバーからコメントを頂きました。

<ベース・六川正彦(ろっかわ まさひこ)氏>
「このアメリカン・ルーツ・ミュージックの大家と再び共演できることを心より嬉しく光栄に思います。
あのサウンドに再会するのが本当に楽しみです。」

<キーボード・稲垣剛規(いながき よしき)氏>
「世代を越えて共演できる喜びでいっぱいです。
時代を越えたブルース・スピリットを感じ、ぶつけたいと思います。」

<ドラムス・渡辺 拓(わたなべ たく)氏>
「前回のジェームス来日公演を見て彼の音楽全体に圧倒され、
『音楽とはこういうものだ!』と確認することしきりでした。
今回、念願叶って共演できることは大変な名誉で、武者震いがする思いです。」

<Dr.K talks about James Burton
~ギター・徳武弘文(とくたけ ひろふみ)氏、ジェームスを語る>
ジェームス・バートンは、一般に“ロック・ギタリスト”という言葉から連想される派手さとは少し異なる存在で、
歌手のバッキングをやらせたらピカイチという人ですが、
地味とか渋いとかいう言葉だけで彼を語ることはできません。
10代半ばでプロ・デビューし、
シンプルなだけに弾き手の個性や技量がまともに表れるギターとしても知られる
テレキャスター」というギター1本で時代を築き、
今なお現役で活躍する職人中の職人であるジェームスの影響力の大きさは、
語り尽くせるものではありません。
ジェームスにはもちろんカントリー系ギタリストという側面がありますが、
実は彼のスタイルには、白人のカントリーを土台にしつつも、
ブルース、R&B、ゴスペルといった黒人音楽からの影響も強く見て取れます。
ルイジアナという出身地から考えても、
ジェームスが米南部独特のゴッタ煮的音楽の土壌で育ったことは容易に想像がつきます。
黒人音楽独特のグルーヴ感があるし、音に低域がしっかりあって、
ボリュームはあっても決して耳にうるさくはない
R&Bやブルースを通っていないとああいう音は出せないと思います。
それに、速く弾けてその上グルーヴ感があるというのは黒人音楽を聴いているから。
根本にそれがしっかりとあるから、ああいうプレイができるのでしょう。
ただ、速いフレーズももちろん良いのですが、
基本はメロディーをきれいに弾く人で、
リフ(反復的な即興フレーズ)や間奏でのメロディーは卓越しています。
歌メロを大事にしながらも、ごく限られた時間の間奏ではグッと出てきて、
曲の魅力をさらに高い次元に引き上げてしまう、その絶妙な素晴らしさ!
そして何と言っても、ロック系の音楽で、
あのごまかしのないナチュラルなトーンでクリーンにやって、
あれだけ抑揚をつけられて、歌のバッキングからソロまでできる。
「ボリュームやトーンのコントロールは指先だけでできるはずだ」
とジェームス本人も言っていましたが、
要するに、音を細工する機材以前にまずギター自体を使いこなせないといけないわけで、
それを見事にやっているんです。
まさにお手本。「マスター・オブ・テレキャスター」そのものです。
私も4年ぶりの共演、本当に楽しみです。皆さん必見ですよ!
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それでは皆さん、ジェームス公演でお会いしましょう!


by Blues_n_Boogie | 2007-06-19 15:51 | music


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