昨日開催・放映され、本日2日夜7:30よりNHK衛星第2で再放送の
ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート、今年は往年の名オペラ指揮者としても有名なフランスの巨匠、
ジョルジュ・プレートルの指揮の下、実に素晴らしい演奏が繰り広げられました。自分が知っている(と言ってもほとんどここ十数年ほどのTVでだけではありますが)ニューイヤーコンサートの中でも最高、しょっぱなからヤラレました。繊細さや品格を失わずして、自由自在な緩急・盛り上がり…83才というプレートルの年齢がにわかには信じ難い(いや、現代の80代はかくあるべき、というお手本の一つかもしれません)、実に若々しく生命力に溢れた演奏…なんて言ってはみても、言葉だけではもどかしい…必聴・必見の名人芸です。
でもパッと見は全く巨匠然とはしてなくて、むしろそのへんのオッちゃんみたいなのですが、その指揮ぶり、表情には実力に裏打ちされたえもいわれぬ説得力が…そこがカッコいい。(このあたり、何となく
クナッパーツブッシュを連想させたりも?) ジョルジュ・プレートル、ニクい爺です。(失礼☆)
あぁ、TVとはいえ、まだまだこういう至芸が体験できるこの幸福!