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Cozy Little Room by Kohji(幸治)

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2022年 10月 01日

8才の少女デニス・サンチェス、ザ・キングと過ごしたひとときの物語

デニス・サンチェスはエルヴィスの特別なファンだった

これは、彼女の母親であるトルディが語った小さな物語の断片である。

1972年4月

私の小さな娘の癌は、1971年に足の腫瘍から始まりました。テキサス州ヒューストンのアンダーソン・メディカル・センターでは、脚と腰の一部を切除して、彼女を救おうと必死だった。

私が10代になった頃からエルヴィスのファンだったせいでしょうか。いつも彼のレコードをかけていたし、エルヴィスの映画も全部一緒に見に行ったから、デニスにはエルヴィスはただただ憧れの的なの。

エルヴィスがアルバカーキに来ることを知ったとき、デニスはエルヴィスに個人的に会う方法はないかと私に尋ねたんです。私は「わからないけど、手配してみるよ」と言いました。

すると、地元の新聞社に行こうと言う人がいた。事情を聞いた編集長がグレース・マリーという記者をつけてくれて、私たちを助けてくれた。彼女がすべてをまとめてくれた

ティンレイ・コロシアムに着いた時、デニスは、この期待に胸をふくらませていた。

デニスは、エルヴィスに会えるという期待に胸をふくらませて、前座のショーはほとんど見向きもしませんでした。「ママ、まだなの?」と何度も聞いてくる。

エルヴィスに会えるかどうかわからないのに、エルヴィスのためにおめかしをしていた。祈りが届くようにと、一番きれいな格好をしていた。

そして、ついに休憩時間がやってきました。デニスと私は、指示されたとおり、ステージの右側に向かった。

エルヴィスは、私が期待していた以上に、素晴らしい人だった。彼は、デニスにも、私たちみんなにも、とても温かく、親しみやすい人でした。それはとても美しいことでした。

デニスがトレーラーに入っていったとき、エルヴィスは娘に微笑みかけました。

写真を撮るような作り笑顔ではなく、本当の笑顔で、まるで娘の人生をずっと知っていたかのように、温かく親しみを込めて「ハロー・スウィートハート」と言ったのです。

娘の小さな顔が、何だかわからないくらい明るくなりました。

彼は娘を丁寧に抱きしめた-明らかに、スタッフらはデニスの状態をエルヴィスに伝えていた-そして彼はデニスの頬にキスをした。

それ以来、デニスは浮き浮きしていました。娘はとても興奮して、ほとんど話すことができませんでした。デニスは彼の大きなポスターを持っていて、それにサインをしてくれるように頼んだ。

彼は丁寧に「To Denise - Love you! エルヴィス・プレスリー」と書きました。

娘が「プリシラとリサは元気ですか?」と尋ねると、彼は「元気だ」と答え、この素晴らしく暖かくて簡単なやり取りで娘とちょっとしたおしゃべりをした。

私たちはそれほど長い時間そこにいませんでしたが、毎秒が私たち全員にとってスリルのある時間でした。

エルヴィスは私の方を向いて握手をし、私に自己紹介をさせた。彼は私にとても興味を持ってくれたようで、それは私が予想していた以上のものだった。

ビッグ・スターが、こんなにもパーソナルなタッチで接してくれるとは思ってもみなかった。彼は本当に素晴らしい人だった。

娘は彼のもとを去る前に、エルヴィスにステージで歌を歌ってもらえないか頼んだ。「ラブ・ミー・テンダー」か「ドント・クライ・ダディ」、娘の好きな曲だ。

エルヴィスは「わかった、何かひとつ歌ってあげるよ、でもサプライズになるよ」と言った。

確かにそうだ。エルヴィスは「次の曲は、バックステージで会ったばかりの特別な女の子、デニスのための曲です」と紹介し、そして、「You Gave Me A Mountain」を歌った。

そして、私たちは皆、泣いた。悲しい歌ですが、娘にはとてもふさわしい歌です。

デニスがあの時のことをよく覚えていた。白いジャンプスーツにマントを羽織り、青いスカーフを巻いて、あちこちに宝石を飾っていた。

中でも、娘はエルヴィスが身につけていたE-L-V-I-Sと書かれたダイヤモンドのブレスレットに魅了されたそうです。

娘は友人たちに、「私のお腹の中で蝶が飛び交い、震えていた」「彼の青い瞳が一番きれいだった」と話している。


そして、最後にエルヴィスのことを「愛している、結婚したい」と言ったという。


デニスはその4ヶ月後、癌との長い戦いに敗れることになる。(彼女は8歳だった。)


(Thanks to ymwow)



You Gave Me A Mountain


砂漠の真ん中に生まれて
母は私に生命をくれると同時に死んだ
彼の妻をうばったのは私のせいだと
父の愛すらも許されず
神よ、貴方はご存知ですね。私は無実の罪で
牢獄にいれられておりました
それとてもあまたの丘の頂きのひとつとして
私はそれらすべてをひとつひとつ越えてまいりました

しかしこのたびは神よ、貴方は山を下さった
とても私には登れそうにない山を
それはとうてい丘とは呼び得ないもの
貴方様はこのたび私に山を下さったのです
 
愛する女は心の痛みに飽き疲れ
悲嘆とあらそいに疲れきっています
なんにもならない労働に疲れ果て
私の妻であることにも疲れたのです
彼女は私の陽光のいちるの望みを持ち去り
私の誇りと喜びを私の生きる理由を
そして私の小さな坊やまて連れ去りました

ああ神様
貴方はこのたび私に山を下さった
とても私には登れないだろう山を
とてもそれは丘とはいえないような山を
 
神様、あなたはこのたび私に下さったのです
神様、あなたはこのたび私に下さったのです


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# by Blues_n_Boogie | 2022-10-01 10:11 | 一般
2022年 09月 26日

11月19日(土)銀座タクト

宜しければ是非お越し下さい♬

11月19日(土)銀座タクト_d0087183_20010541.jpg

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# by Blues_n_Boogie | 2022-09-26 20:03 | お知らせ
2022年 09月 15日

バズ・ラーマン監督:『エルヴィス』4時間版を公開するには “疲れすぎている”

by Yahoo.com September 15, 2022

https://www.yahoo.com/entertainment/baz-luhrmann-m-too-tired-181550263.html


バズ・ラーマンによると、『エルヴィス』のエクステンデッド・カットを公開するオプションは“left the building”[103.png](乗り気ではない)だそうだ...少なくとも今のところは。


脚本家兼監督であるバズ・ラーマンは、キング・オブ・ロックンロールを演じたオースティン・バトラー主演のエルヴィス・プレスリーの伝記映画に4時間バージョンがあることを明らかにした後、ツイッターでファン達が240分の映像を猛烈に求めてきていることを隠喩的に指摘した。

「私のツイートはすべて、“4時間バージョンが欲しい!4時間バージョンが欲しい!”というものばかりです。」ラーマン監督はScreenRantに語った。「人々が熊手を構えて(
103.png)私の門の前で"4時間バージョンが欲しい!"と言ってる気がする。」


彼は続ける。「しかし、私は拡張カットがあるという考えに対して心を閉ざしてはいない。今現在は、どれ位長く劇場上映され、どれ位成果を上げたかが焦点で、これは一定の成果を上げた。しかし、週末にHBOマックスでとても良い結果を出しているので、親会社が "ワオ、これは本当にお金を使う価値がある "となってくれることにかかっている。」

ラーマン氏は、ストリーミングプラットフォームHBO Maxで拡張カットが公開されるには、約4~6ヶ月の作業が伴うことを明らかにした。

「この作品は、ただ完成させればいいというものではありません。ポストプロダクションでは、視覚効果、グレーディング、カット、リファイン、そしてADRサウンドを毎分行わなければなりません。

完成したものがそこに置かれていて、ボタンを押せば出てくるというものではありません。また戻って作業しなければならない。」

「やめたわけではないが、今じゃない。ちょっと疲れもあるんだ 。と彼はまとめた。

ラーマンは、もし「エルヴィス」のロングバージョンが公開されるとしたら、2023年以降になると明言した。2008年の大作「オーストラリア」がHuluで「ファラウェイ・ダウンズ」というミニシリーズに再編集されていることから、もしかしたら「エルヴィス」の限定シリーズが登場する可能性も...。

「エルヴィス」の拡大版では、「最初の恋人ディキシー」と恋に落ちるエルヴィスや、「バルビツール酸への依存」、「ニクソン大統領との出会い」などが描かれているそうです。

今年初め、ラーマンはRadio Times紙に、「もっと他のことにも触れてみたかった」と語った。「もっとたくさんあるんだ。つまり、バンドとの関係など、撮影したものはたくさんあるのですが、(それを)縮小しなければなりませんでした。大佐(トム・ハンクス演じるトム・パーカー)がどのようにバンドメンバーを排除していくのかはとても興味深いです。」

「エルヴィスは、ニクソン大統領に会いに行くなどおかしなことをし始めるんだ。私はしばらくはそれを入れていたが、全てを入れることはできないので、キャラクターの精神を追求しようだけとしました。" とラーマンは締めくくった。


(Thanks to ymwow)


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# by Blues_n_Boogie | 2022-09-15 21:55 | music
2022年 09月 13日

B.B.キング、名声を得る前のエルヴィスについて語る(Thanks to ymwow)

芸能サイトより。

B.B.キングの最後のコメントが最高です。エルヴィスを“「雨のケンタッキー」シンガー”と表現している記事も珍しいです。


B.B.キングが名声を得る前のエルヴィス・プレスリーについて語る by faroutmagazine.com 13TH AUG 2022

https://faroutmagazine.co.uk/watch-bb-king-discuss-a-pre-fame-elvis-presley/


あらゆる意味でキングである故B.B.キングは、地球を彩った最も重要なミュージシャンの一人である。ブルースの精神を体現した彼と彼の愛用したギブソンES-335「ルシール」は、ギター音楽の流れを変えることに貢献し、その影響は今日でも様々な形で音楽全体に響いている。


1925年に生まれたキングは、ブルースが純粋に音楽的な意味だけでなく、もっと深い意味を持っていた世代である。彼はミシシッピ州のバークレア綿花農園跡で生まれ育ち、地元のゴスペル合唱団で歌って育ったのだ。端的に言えば、彼の幼少期はジム・クロウ時代のアフリカ系アメリカ人の生い立ちを象徴しており、そうした風土病ともいえる物理的・経済的な人種差別の負担を軽減するために、ブルースが重要な役割を担っていたのである。


彼はすぐに音楽への愛情を見出し、6弦の演奏にも長けており、1950年代には世界に忘れがたい足跡を残し始めていた。彼はテネシー州メンフィスの歴史的なビール・ストリート・ブルース・シーンの重要な一員となり、ここでボビー・ブランド、アイク・ターナー、伝説のプロデューサー, サム・フィリップスといった人物達と肩を並べ、彼の音楽の適性がもたらすステータスを見事に示している。


彼は、理由もなく「ブルースのキング」と呼ばれるようになったのではない。キングは、流麗なストリングス・ベンド、きらめくビブラート、スタッカートのピッキングに基づく洗練されたソロ・スタイルを世界に紹介した。U2からジミ・ヘンドリックスに至るまで誰もが、自分達の作品にB.B.が決定的な影響を与えたと評価している。


You Know I Love You」、「Woke Up This Morning」、「Please Love Me」など数々のヒット・シングルをリリースし、伝説的なクラスへの急成長を後押ししました。B.B.はクリームやローリング・ストーンズといった1960年代最高のロック・アーティスト達に影響を与え、彼らはB.B.の音楽とブルースというジャンル全体を大衆化させ、キングは最も尊敬される同世代のブルース・アーティスト達よりもはるかに多くの露出を得たことになる。


キングが肩を並べたアイコン達の中で、最も著名なのはやはり王族で、「キング・オブ・ロックンロール」エルヴィス・プレスリーその人である。キングは、エルヴィスがビッグになる前から知っており、この「雨のケンタッキーのシンガー(エルヴィス)が史上最も成功したミュージシャンの一人となった、キャリアの大転換について述べたことがある。


チャーリー・ローズのテレビインタビューで、キングはこう説明した。「エルヴィスは、私がメンフィスのサン・スタジオで初めて会ったとき、とても恥ずかしがり屋だった。デューイ・フィリップスがディスクジョッキーで、サム・フィリップスがレコード・レーベルを経営していた。当時勤めていた会社は、フィリップス氏と契約して、録音するものがあればいつでも入れてくれるし、たいていエルヴィスはそこで何度も練習していたよ。当時、彼はハンサムで格好良かったけど、彼の演奏や歌についてはあまり思うところはなかった。つまり、良かったんだが、その時点では、後に見た彼ではなかったということだ」


そして、エルヴィスがキングの音楽に興味を持っていたかどうかを問われ、B.B.はこう答えている。「彼は見ていたよ。あまり質問はしなかったが、時々見ていたよ。」


それから、エルヴィスがブレイクした当時、多くの人が彼を黒人だと考えていたことに関心が向いた。キングはこう語った。「最初、彼はよりロカビリー的な演奏をしていて、後に始めたようなことに入り込んではいなかったね。しかし、彼はそれを始めたとき、人を振り返らせるようになったんだ、私も含めて。


B.B.はこう締めくくった。「彼には全てがあった。ルックスも、才能も、何もかも、全部あった。この男を見始めたらこう言うよ、“ああ神様、彼はハンサムだ、背が高い、ルックスはいい、歌もうまい、演奏もできる”とね。だろう?」



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# by Blues_n_Boogie | 2022-09-13 22:22 | music
2022年 09月 12日

エルヴィスの歌唱印税売却について (Thanks to Mr. ymwow)

エルヴィスの歌唱印税売却について〜離婚に端を発した皮肉な流れ

伝記映画の関係で、“にわかエルヴィス評論家”が増えて、その中で「パ
ーカーがエルヴィスの歌唱印税(バックカタログ)を突如、勝手に売った」ということ書かれている方がいました。
が、これは紛れもなくエルヴィスがパーカーにRCAに売却を依頼したものです。
当時エルヴィスがプリシラとの離婚協議等に向けて、まとまった金が必要になったためです。

離婚協議を担当した弁護士が「こんな気前のいい人はいない」と言うほど、エルヴィスはプリシラの要求を呑みました。

さて、RCAとの交渉で540万ドル(今の価値だと $33,908,351)の金で売却されたのですが、エルヴィスにはこの金額の半分以下しか入ってこず、パーカーの方が金額が多かったのです。

なぜなのか。これは、50/50で両者で分け合いましたが、エルヴィスへ行った50%の中から、パーカーがRCAとの交渉の手数料を取ってたからです。
パーカーとしては、エルヴィスから仕事として頼まれたわけですから手数料をもらうのは当然ということになるのでしょうが・・。

エルヴィスが歌唱印税を売ったことで色々と言われますが、当時エルヴィスも含め周りの人間もあまり気にしてなかったようです。

取巻きのコメントで「エルヴィスがライブ活動に復帰してからは昔ほどレコードが売れなくなった」というのがあり、これはフェルトン・ジャービスがエルヴィス専属プロデューサーになってからトップ10に入るようなヒット曲が出なくなった、70年夏から72年夏頃に符合します。取巻きらは逆にRCAが高額な金額で買い取ったことに驚いたみたいです。

残念ながらエルヴィスもレコーディングに興味を失い始めてきて、さらにいい曲も集まらなくなってきていましたから、売ることには抵抗はなかったでしょう。というか、お金が必要だった。

新たなRCAとの契約でレコーディングを迫られてもエルヴィスはスタジオに入ろうとしないので、パーカーが「違約金が請求される恐れがある」との連絡まで入れてレコーディングを促したようです。

マーティ―・ラッカーはエルヴィスから「メンフィスにレコーディング・スタジオを作ってくれ」と依頼されてたようですが、何とかスタックス・スタジオを見つけました。

このエルヴィスの発言からは、もうこの時期にナッシュビルとかまで行ってレコーディングする気もなかったことが窺えますね。

一方、パーカーらは楽譜出版社も整理し出していて余計にいい曲が入らなくなってきており、73年7月のスタックスのセッションでも曲が不足して、急遽、当時メンフィス近郊に住んでいたトニー・ジョー・ホワイトに電話して「今エルヴィスのレコーディングをしているが、曲が不足している。曲の提供をしてくれないか?」と連絡しています。

ジョー・エスポジートがこうコメントしています。「晩年のエルヴィスはいい曲を求めて(探して)いました。特に歌詞に意味のある歌を・・。しかしいい作品(レコード)を残そうとは思わなかった」

かたやRCAにとっては宝の山を引き当てたようなもので、我々ファンもこれで恩恵を受けることになります。

それはエルヴィスやパーカーらの承諾を得ず編集盤が自由に出せることになったことです。

これによってアメリカでは“歴史”
シリーズが企画され、我々はサン時代の未発表曲「ハーバー・ライト」を含む別テイク曲等をを聞くことができました。

Elvis Presley - A Legendary Performer - Volume 2 (1976, Vinyl) | Discogs
(Kohji註:1曲目にサン・レコード時代の未発表曲「ハーバー・ライト」収録!)


特に「歴史Vol.1」なんてスタックスでレコーディンがされたエルヴィスの新譜3枚のトータル(60万枚)より売れました(70万枚)からねー。
ファンが何を求めていたか、にもなるのですが・・。

ロック/ポップスLPレコード 2016年4月14日更新分 エルヴィス・プレスリー、ELVIS PRESLEY、イーグルス : SOUND ...
(Kohji註:本盤、少なくとも初回日本盤は、US盤に日本の帯と解説が付いているという理想の形でした。この「歴史」シリーズ、当時としては信じられないような曲や別テイクが収録され、付いている資料も本当に貴重な“宝物”でした。)


イギリスでは「サン・コレクション」がリリースされ、高評価を受けました。(このアルバム、75年12月のラスベガスでファンがエルヴィスにプレゼントしているようです。)

プレスリー・サン・コレクション - 中古レコード・アメコミ・洋書ペーパーバック・香港映画DVD・ソフビのお店 コーラ・ボーイ
(Kohji註:日本盤は、ライナーノーツは立派で貴重なものだったのですが、肝心の音質は、モノラルなのになぜか余計なエコーがかかって曇ったようなものでした。私の知る限りでは、(ジャケットデザインは劣りますが)音質的には、よりダイレクトな音のUS盤がベストかと。日本盤とは別世界です。)


日本では「ゴールド30」をはじめ色んな編集盤が出ましたが、特に「シングルズ」を出せたことが大きいです。これでようやく日本では「ハイヒール・スニーカーズ」をまともに聴けるようになったのですから・・。

(Kohji註:内容の良さと共に、特に日本のファンには語り尽くされた感もある、アロハ・フロム・ハワイの「アメリカの祈り」間奏中にフッと前髪を吹いたあの一瞬のショットを使ったこのジャケットは秀逸!)


エルヴィスが歌唱印税を売却しなければこういう企画は生まれなかっただろうし、もっと年月が経ってからようやく聞けたかもしれないけど、エルヴィスの死後もここまで人気が保ててたかどうか・・。

まあ、エルヴィスが亡くなった後プリシラが、遺産管理について金を生み出す資産(歌唱印税等)がほとんどないことで四苦八苦してグレイスランドのオープンとかに踏み切るわけですから、ある意味、原因を作ったのもプリシラですし(離婚がなければエルヴィスは歌唱印税を売ることもなかった)、彼女のおかげで我々ファンはグレイスランドへ行くことができるようになったわけですから、恩恵を受けているともいえますが・・。

(編集随時)

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# by Blues_n_Boogie | 2022-09-12 22:22 | music